中国でVPNを使う方法:2017年版 - 中国IT情報局

2017年も中国ではGmailやGoogleを含む多くのサイト・サービスが規制され接続ができません。日本にいた頃と同じように中国でGmailやGoogleを使うための手段であるVPN接続について解説

2015年1月末下記に移転しました。

https://jcvisa.info/

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中国とネット規制 [3] - 私が過去にやった対策方法

【試行錯誤の連続】

幸か不幸かはべつとして、中国に来てしまった以上私もめでたくネット規制(検閲)システムの管理下です。
しかし、そのままではいろいろと不便です。
どうにできないかと思って、来た当初は、いろいろ試しました。

【1. HTTPプロクシを利用する】

プロクシは代理サーバのことです。
この代理サーバを使うとアクセスは下記のようになります。

自分のPC => 中国ネットワーク(中国電信) => 代理サーバ(例えば日本) => 見たいサイト/ページ(ニコニコ動画など)

確かに代理サーバ自体は海外にあるのですが、代理サーバを通る前に、中国の検閲システムに引っかかってしまいます。例えば、URLなどや検索キーワードに禁止文言などが入っていたり、サーバー名があるとアウトです。

『結論:☓』

【2. リモートデスクトップを利用する】

Windowsは標準でパソコンを遠隔利用出来るソフトがついています。
"リモート デスクトップ接続"とよばれるソフトです。これを利用すると、下記のようになります。

自分のPC => 中国ネットワーク(中国電信) => 接続先PC(例えば日本の自宅) => みたいサイト/ページ

この方法だと、実際にウェブサイトを開くのは接続先PCなので、日本にPCがおいてあれば日本で利用しているのとおなじになります。また、個人のPCの接続先(IPアドレス)が禁止されている可能性は低いので、完璧な解決方法といえます。しかし、この方法は次のような条件をクリアしなくてはいけません。

  1. 接続先PCは使うときに動いている必要がある(24時間稼働か自動起動する仕組みが必要)
  2. 接続先PCのIPを知る手段が必要 (動的IPと固定アドレスをヒモ付する仕組みが必要)
  3. リモートデスクトップ自体もパケットを発生させる(結果、利用帯域が狭まる)
  4. 接続先PCが停電などで落ちた場合、なにもできなくなる
日本であれば50Mbps以上が普通なので問題ありませんが、8MBで大容量(しかも、上下非対称)などと宣伝する中国の場合かなり辛いです。動画の再生などの場合、かくかくになり使用には耐え難かったです。

『結論:△』

【3. 代理読み込みサービスを利用する】

これは、Webページに限りますが代理で読み込みをしてくれるサービスを利用します。
仕組みとしては2に近いのですが、ブラウザを相手先で動かしているような感じになりますので、比較的簡易に動かすことができます。ただ、この手のサイトはほとんどないのと、広告などが非常に目障りです。

『結論:△』

【4. VPNを利用する】

VPNは、仮想プライベートネットワークのことです。
例えばですが、VPNサーバがアメリカにあると、あたかもアメリカのお部屋にいるような感じでネットワークが使えるようになります。この場合のネットワークの流れは…

自分のPC※1 => 中国ネットワーク(中国電信) => VPNサーバ(例えば日本)※2 => 見たいサイト/ページ(ニコニコ動画など)

同じように見えますが、※1と※2の間が暗号化されます。結果的に理論的に下記のようになります。

自分のPC => VPNサーバ(例えば日本) => 見たいサイト/ページ(ニコニコ動画など)

リモートデスクトップのように、無駄なネットワーク利用が無いので快適にネット利用ができます。

『結論:中国のネット規制(検閲)対策はVPN!』

中国とネット規制 [2] - 規制対象は?

【中国から開けないサイト(海外編)】

中国が目指す”健全なネット社会”のために、巻き込まれている外国人が多数いることを前回書きました。
では、具体的にどういう(中国から見ると不健全な)サイトが開けないのでしょう?

まずは海外の有名なところからみてみましょう。 中国の自宅にいる方は上記を直接クリックしてみてください。下記のような反応になるはずです。
  • 白紙のページが出てくる
  • 503(HTTP内部エラー)と表示
  • 『接続できません』と表示(タイムアウト)
それぞれのエラーは技術的には異なりますが、原因は同じで検閲システムです。結局、”見られない”ということになります。また、Google自体も当局から目のかたきにされているようで、検閲キーワードを含まないのにもかかわらず、検索失敗や接続失敗になります。

【中国から開けないサイト(日本編)】

海外とおなじく、日本のサイトであっても不健全なサイトは開けません。
例えば下記のようなサイトです。 中国当局がいかに青少年の健全な育成に力を注いでいるかおわかりいただけましたでしょうか?(棒読み推奨)
余談ですが、このブログがlivedoorで開設しているのは、今(2014年6月2日現在)規制対象となってないからです。ただ、画像はなぜか表示されません(これはlivedoor側の仕様と予測)

開けないサイトのほとんどが、ユーザー発信型コンテンツです。中国当局は人民に一切の自由な情報受信や発信(とくに民主主義とか自由主義とか)や当局の腐敗ネタ(賄賂ネタや官憲の横暴に対する暴動など)をさせたくないということなのでしょう。

しかし、中国に(理由はどうであれ)住んでる外国人としては不便ですね。
さて、どうしましょう?

中国とネット規制 [1] - 概要

【中国で生活】

海外に留学や仕事で生活している邦人は、約113万人います(2009年統計)。
1位は宗主国(?)ことアメリカで1/3に相当する39万人。これについで多いのが中国。統計では、12%相当にあたる13万人らしいです(台湾含まない)。

このうち2万人が香港とのことなので実質大陸に住んでいるのは11万人ということになります。統計が2年前ですので、最近の中国進出ラッシュ加味するともうすこし多いはずです。
※ 参考:統計局ホームページ/世界の統計 第2章 人口

逆にいうと、この11万人のみなさんは一部をのぞいて、中国のネット規制(検閲)にイライラしているということになります。11万人という数字は、日本のちょっとした地方都市なみですからすごいですね。

【中国の情報規制】

中国住んでるとわかりますが(または出張などしてみると)、中国はすべての情報を国家が統制しています。新聞、雑誌、TV、ラジオにインターネット等々。例えば、新聞であれば発行許可番号なんちゃらというのがあります。ゲリラ新聞でもなければ、事前検閲を受け当局が認可したものじゃないと世間に出すことはできません。

例えば、中国で去年(2010年)ノーベル平和賞を受賞した中国人がいましたが、これの扱いは非常に小さいものでした。また、その後これに抗議して中国政府がなにをしたのかは、いっさい触れていません。当局の意向がそのまま反映されているのが中国のメディア媒体ということになります。

【中国とインターネット】

インターネット上のサービスなども政府が指定するソフトウェア(監視ソフト)をいれていない場合、公開が許されません。もちろん、公開そのものも認可が必要となります。

たとえば、Googleの中国語版の百度(バイドゥ)ですが、ページ下にちゃんと”京ICP证030173号”というのが書いてあります。『ぼくは公安当局の犬です』と明言しているわけです。

当局の意図するところとしては、『青年の健全な育成と不必要なデマや情報操作などを排して健全なネット社会の確立』らしいのですが、それが建前であることは歴然です。

そんな中国で外国人が自由に情報を手に入れるのは非常に至難の業です。
では、どうしたらいいのでしょう?
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