【VPNに必要なもの】

中国からVPNを利用するとメリットが多いと前回まで書きました。
では、どうやって実現しましょう?

VPNはそもそも検閲回避のためのシステムではなく(あたりまえですが…)、異なる拠点間を安全に結ぶためのものです。複数拠点の接続方法ですから、まともにやろうとすると以下のものが必要となります。

  • インターネット回線(接続元)
  • インターネット回線(接続先)
  • VPNサーバ(接続先:VPNルータも可能)
  • VPNクライアント(接続元)
これらの設備を個人が準備、環境整えて、保守運用するのは結構たいへんです。自力でやろう!という方は、ぜひ下記をごらんください。

インターネットで構築するVPNの仕組み
http://ascii.jp/elem/000/000/458/458944/


ゼロ円でできるインターネットVPN
http://www.atmarkit.co.jp/flinux/special/openvpn/openvpna.html


【日本のVPNサービス】

日本のプロバイダーが提供するVPNサービスは、異なる拠点の間のネットワークをネット事業者さんが提供するものが多いです。つまり、接続元と接続先は自前で用意しろということです。

たとえば、このページをみている人が自前でVPNルータをもっていて、自宅のPCを立ち上げしっぱなしにして、また自前でインターネット契約していれば問題ないのですが、それは非常に難しいですよね?
#わたしのように趣味でサーバ立ち上げていれば別ですが…。

したがって、このページをみている人は下記のようなサービスが必要になります。
  • クライアント:今使っているパソコンです
  • インターネット回線(中国側):今つかっている回線です
  • ネット検閲(規制)のない国においてあるVPNサーバかルータ
この手のサービス、どうも日本にはない or お値段が高そうです。そこで、私が調べた無償&有償サービスを次回ご紹介します。