【中国の検閲システムのおさらい】

中国の検閲システムは複数の方法でアクセスを遮断しています。
そのうち特に頻繁に使われていると思われるのが、下記2点です。
  • IPアドレスブロックキング
  • DNSフィルタリング
前者は”ある特定のIPアドレスへのアクセスを遮断”し、後者は”あるURL(例えば yahoo.co.jp)から引き出せるIPアドレスを間違ったまたは返さない方法”です。
普段、なにげなく使っているとわからないのですが、インターネットの世界は基本4ブロックのIPアドレス(例:123.456.789.101)をもとにアクセスを行っています。(※IPv4の場合。v6の場合6ブロック。)
前者はそのIPアドレスへのアクセスを妨害することです。

わたしたちが普段使うのは http://www.なんちゃら.com とかですが、コンピュータの内部ではすべてIPアドレスに変換されています。この人間がみてわかるURL(アドレス)からIPアドレスを引っ張るインターネットの住所簿がDNSと呼ばれるものです。後者はこちらを妨害します。

【正しいDNSを使うことのたいせつさ】

中国国内のDNSはDNSが保持している情報が間違いだったり、上記の検閲システムから誤りだったり、間違いでなくてもDNS自体の性能が悪く、結果インターネットの使い勝手をいちじるしく低下させています。また、DNSの情報はみなさんがつかうPCにも一部コピーされるので、誤った情報がコピーされているとPCのネットアクセス自体がおかしくなります。

したがって、IPアドレスのフィルタリングを回避するVPNサービスと、このDNSの設定は表裏一体みたいなものです。(やや誇張気味ですが…)。たまたま面白い記事をみつけたので、下記ご紹介。

「8.8.8.8,8.8.4.4」より速い「129.250.35.250」
http://www.koikikukan.com/archives/2011/09/17-035555.php

検閲で見られない方のためにいいますと、ツール(Domain Name Speed Benchmark)で早いDNSサーバを探してそれを使いましょうということになります。ここの記事では、インターネットのイーサカードに設定していますが、中国在住の方はVPN接続に設定したほうがいいでしょう。(下図、参考に…)

まずは、VPNのプロパティを開きます
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次に、上記のツールででてきた速いDNSのアドレスを打ち込み、保存。これで完了!
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とてもお手軽ですね!

【キャッシュされたDNS情報は?】

これを設定する前に保存された誤ったDNS情報などを初期化するやりかたをついでに書いておきます。VPNへ接続したあと使うといいかもしれません。
Windows XP/Vista/7の場合は、[スタート]-[すべてのプログラム]-[アクセサリ]-[コマンドプロンプト] を指定します。すると、真っ黒な画面が出てくると思うので、そこに下記を打ち込んでEnterを押します。

ipconfig /flushdns

成功すると”Successfully flushed the DNS Resolver Cache.”とでてくるはずです(下図参考)。これ以降、アクセス時には、上で設定したDNS情報をもとにアクセスするようになります。

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