【おしらせ】

ブログを旧:『中国ネット規制に打ち勝つ!』から新:『中国IT情報局 -中国インターネット規制&検閲に打ち勝つ!-』に変更しました。ネット規制関係は今まで通り、それ以外のITネタを積極的に取り上げていきます。今後とも、よろしくお願いいたします。

【中国版Google】

さて、海外(特に英語圏)でよく使われる検索エンジンはGoogleです。市場シェアは70%を超え、他のエンジンを圧倒しています。

参考:Top Ten Search Engines

Googleは2000年代前半にはGoogle自体が動詞/名詞として使われるようになり、今では検索することを"Google it"とか日本語では”ググる”などというほど有名になりました。

そんなGoogleも大中華帝国には勝てません。2000年後半に中国参入しましたが、中国の検閲や当局の干渉にブチギレて2010年の春に大陸から撤退。現在は香港に拠点を移しています。一部日本のネットユーザは、『中国はこれで困るだろう』などと書いていましたが、中国には中国標準とも言える検索エンジンがあります。その名も百度(バイドゥ)です。

【百度(バイドゥ)のすごさ】

中国版Googleとも言える百度は、QQと並んで必須の存在です。Google同様自然検索もサポートするほか、以下の様な機能があります。
  • 百度新聞 - Google News相当
  • 百度貼吧 - ファイルを貼り付けるサイト。Flickrやふたば相当
  • 百度知道 - Yahoo!知恵袋相当
  • 百度百科 - Wikipedia相当
  • 百度文庫 - Amazon電子書籍相当
特に音楽ファイルや動画ファイルの検索は強力で、デジタルデータがあるものはほぼ引っかかります。

【百度と海外】

しかし、その百度ですが海外向けと国内向けで挙動が異なります。例えば、VPN経由で海外IPとしてアクセスする場合と、VPN使わないで中国IPでアクセスすると結果が変わります。

baidu-vpn
VPN(アメリカ&日本)経由で”長渕剛”で検索するとヒット0。

baidu-novpn
ところが、国内IPで検索するとこれでもか!というくらいに出てくる…

どうやら他の動画サイトと歩調をあわせて、著作権にうるさい国からの検索については一律回答しないというやり方のようです。

中国の動画サイトが日本からのアクセスを遮断
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090128/128044/

百度機能の充実ぶりは、中国政府のITへの締め付けと歩調を合わせているので、中国人ユーザを百度に集約したいという当局の思惑が見え隠れしています。恐るべし情報統制。