【騰訊軟體の二面性】


QQをご存知でしょうか?
実は以前にもここ[中国でネット [5] - 中国と騰訊QQ]で取り上げております。そのQQについて、読者さまからこんな質問を受けましたのでこちらに転載いたします。

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私は中国出身の友人がいるのでQQを使ってますが、あのQQ空間の中にある音楽視聴ページはもしやP2Pでしょうか?
ご存知の通り、日本では今月から違法ファイルDLも刑罰化されており、P2Pなどもってのほか!という感じなのですがどうなのでしょう。

あと、ソフトのインストールが不要の、ブラウザ上だけの
http://web.qq.com/ というのがありますが、こちらならセキュリティ的に安心でしょうか?
それともやはり不安は残りますか?
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さて、このQQですが意外にも深センに本拠地を置く全中国的な企業です。音楽、ゲームに始まってアバターやブログ運営など、あらゆるサービスを提供しています。
#世界中の運営サイトが、中国にオフショアして、その技術者がQQに投げ売りしているのでしょう。

そのQQですが、著作権にうるさい欧米日からのアクセスを一部遮断しております。
参考:百度(BaiDu)とアクセス元

さらに言うと、簡体字版(国内向け)と海外版(繁体字版、英語版、日本語版)では動きが異なります。簡体字版は、レジストリ書き換え、ファイアウォールに穴を開ける、不要ソフトの大量インストールを行います。
しかし、こういう挙動に厳しい海外版ではこれらを一切やりません。さすが中国です。自国民には何でもありですね(笑)

【いい加減な作り込みが起こす数々の不具合】


ただ、この遮断方法や実装方法が一定ではないのでしょう。やり方によっては通りぬけしてしまいます。例えば、グレート・ファイアウォールこと金盾ですが、モバイル端末で香港Yahoo!を覗くと覗けてしまうのです(10月14日現在)。
同じようにQQも基本は上記からのアクセスを制限(つまりP2Pできないようにしている)していますが、新機能などやアクセス方法を変えるとそのまま使えてしまったりします。いい加減過ぎます。

ちなみに、P2Pか?というと、P2Pそのものです。さらに言えば、中国からのアクセス対しては、そのままmp3やaviがダウンロードし放題なので、著作権の”ち”の字もありません。

Web QQは基本JavascriptとFlashで構成されていますが、インストール版に比べればまだマシかもしれませんが、どっこいどっこいでしょう。一番いいのは、VMWare上にインストールして隔離しておくことです。

いかがでしたでしょうか?
中国にいるかたはこういう中国の二面性をネットでも体験するハメになるかと思います。ぜひ、Hide My Ass! Pro VPNPureVPNでも使って、回避してください。