【未だに黙殺し続ける中国共産党】

ここ数日、ネットの調子が極めて劣悪です。特にGoogleやGmailなど国外への接続が芳しくありません。国外へのアクセスが絞られている上に、内外を接続する検閲システムがかなりヒステリックに動作しているためです。さて、なぜでしょうか?

実は、数日に続くテロに加えて、今日は天安門大虐殺の日だからです。中国語では、六四天安门事件と呼ばれていますが、この語句に掛かる文言は全てブロックされています。中国国内の検索エンジンは結果を返しませんし、また国外の検索エンジンでこの語句を使うと真っ白になるはずです。一度、リセットがかかると当面の間他の検索もできなくなるという具合です。また、中国国内のブログでこの手の語句を含むとそのまま反映されず、削除されてしまいます(普通の内容でも検閲後でないと掲載ができませんが…)

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日本のマスメディアは、単なる歴史上の1点として報道する程度ですが、華僑系のサイトでは大きく取り上げています。また、欧米系のサイトも中国共産党への態度をきつく指摘しており、日本国内のマスメディアの中国寄りを際立たせています。

CNN
Tiananmen anniversary: To forget, or not to forget, that is a choice

ニューヨークタイムズ
Tiananmen, Forgotten
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ワシントン・ポスト
Here’s how The Washington Post covered Tiananmen Square 25 years ago
※VPNがないと接続できません

台湾Yahoo
六四事件25週年 天安門廣場全面戒嚴
※VPNがないと接続できません

六四高壓維穩 京城氣氛緊張
※VPNがないと接続できません

日本も一部のメディアだけ批判的な報道をしています。

天安門事件を糾弾してこなかった日本
  ~米国は25周年イベントで中国に「改心」を迫る~


比較的年齢の高い人や海外で生活したことのある知識層の中国人であれば、この事件知っていて、それだからこそ政府の言うことは信用に値しない。したがって、外国籍を取得したり、永住権を保持したりするのですが、一般の中国人には知る由もないわけです。もちろん、全員が全員知らないわけではありません。現場親戚や友達がいた人は大勢いたのですが、知識層や逃げ道のある人は逃げているし、そうではない人は自身の安全のために何も喋らないだけなのです。

特定の思想を支持するのはメリットがないので、そこには言及しませんが、ただ、情報のソースが限られているというのは危険極まりないことです。中国という政府自体が暴力団である以上、自分自身の身を護れるのは皆さんだけです。ぜひ、データソースを広く持っていただき、中国ライフをエンジョイしながらも、必要に応じてサバイバルを生き抜いて頂きたいと思います。

調子が悪いなぁと思っていたら、やっぱり規制が強化されていました。
中国共産党、ネット規制強化し警戒-天安門事件から25年

インターネットへのアクセス状況を追跡するウェブサイト、グレートファイアによれば、検索や電子メール、自動翻訳を含む米グーグルのサービスが少なくとも先週末から中国で遮断されている。警察は数十人を拘束し、外国人ジャーナリストに対し1989年6月4日に起きた出来事に関する記事を書かないよう警告している。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のウェブサイトも利用できなくなった。

Hide My Ass! Pro VPN とPureVPNの併用オススメします。
ちなみに、すでに中国国内にいて、かつ会社などにVPN環境がないのでお困りの方、代行など可能です。ご相談下さい。