【よく考慮された仕組み】

中国版Amazonと聞いて名前が思い浮かびますでしょうか?淘宝网や阿里巴巴などでしょうか。
実は、
淘宝网はショッピングモールに近いサイトで日本で言うと楽天市場に相当します。管理者としての楽天は存在しますが、実際の運用は個々の個人商店や法人商店に委ねられている運営形態です。また、阿里巴巴はBtoBをメインとしていますので、BtoCのAmazonとは異なります。では、どこでしょう?

このAmazonに近いものが京东网上商城です。このサイト、数日前にニュースになっています。

中国2位の電子商取引会社の京東商城、米上場初日に10%上昇

このサイトですが、中国人の顧客とスタッフの行動特性をよく考えた作りになっています。中国人は大阪の人(?)と一緒でてんこ盛りが大好きです。まずはトップサイトを見てみましょう。

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販売するジャンルが非常に幅広いです。電子製品、家電から始まり車用品や家具、オフィス用品からさらには飛行機チケットや宝くじ、水道電気代まで。ジャンルの幅広さから言うと、楽天以上です。日常生活から旅行、ギャンブルまでこのサイトで完結できます。
例えば、メニューの右側にある携帯電話をクリックしてみると、電話番号とチャージ金額を入力すればチャージがオンラインからできます。

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額面の右側にあるのが割引%になります。中国では日本と異なり、割引後の数字を出しているので要注意です。例えば、98%は98%オフではなく、2%オフで、支払いは98%分ということです。いずれにしても、店頭でチャージするよりも、ネットでチャージしたほうがお得になるというわけです。また、中国三大キャリアをしっかりカバーしているので、移動はokだけれどユニコムは不可ということもないのです。
また、水道電気代の払込もある種驚愕です。全国の各地の各公社を完全網羅しています。

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私もこれを見て初めて上海市内にこんなに水道公社があったのか!とビックリ。この方法であれば、払った払ってないのトラブルもここで一括管理できるのでとても便利ですね。中国は日本以上にEC化が進んでいるので、クレジットカードか銀聯カードがあれば非常に便利なツールが揃っています。

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この
東のすごいところは、自社で物流網(もしかすると提携先かもしれませんが…)を持っていることです。配達スタッフもJD.comというロゴが入った制服をビシッと着ていて、常に移動端末を持っています。憶測ですが、一つはせっかちな中国人ユーザが目視できることで問い合わせ数を減らすこと、また、物流の状況を詳細に把握することでリードタイムの短縮など全体の最適化を図ること、さらには現場スタッフへのフィードバックを促すことで人員の最適化をしようということなのではないでしょうか。
前回扇風機を買った時に遭遇したことですが、最初に持ってきた製品が不良品で(その場でたまたま開けたら壊れてた)、すぐにスタッフがその場で交換申請処理を行い翌日には別の製品を持ってきてくれました。もっとも、その扇風機メーカの品質の問題でまた壊れてたのですが、すぐに返品処理(返金処理)を掛けてくれたので、サイトで煩わしい申請や手続きなども皆無でした。サービスの進化もすごいぞ中国!

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また、条件付きではあるものの返品、返金処理を日数ごとに明記していています。金額の大きなもので、直販系については、90日無条件返金、180日の無条件交換などをうたうなど、日本よりもサービスがいいです(大げさとも言いますが)。また、販売金額も店頭で購入するよりもはるかに格安です。例えば、パナソニックの空気洗浄機を店頭で買うと、2500RMB前後なのが、このサイトで買うと1600RMB前後と40%近くも安くなります。

残念ながら言語は中国語のみですが、中国に住んでる方で便利に快適に、値頃感で生活したい方はトライしてみる価値はありますよ!