【内憂外患の中国共産党】

中国では就学や就業に有利になる(らしい)ので、中国共産党に入党する人が多いです。
就活している学生や転職活動して いる方の履歴書を拝見すると、中国共産党員と書かれている履歴書を目にします。昔の中国共産党は、入党のハードルを高く設定していたために、党員であるこ とがある種ステータスだったのだろうと考えられます。しかし、ここ数年党員数をかなり増やしてしまいその質が問われています。

【専欄】共産党員の質と量 元滋賀県立大学教授・荒井利明

まじめに大学で勉学に励み、一生懸命仕事をするよりも、賄賂や色仕掛けをしてどこかの政府機関などに潜り込む方が楽であることと、投資効率が高いです。

「軍史上最大の汚職」を2年越しで公表

最 近、日本の新聞でも取り上げられた中国共産党員の汚職で報道されている金額は桁外れの大きさです。10億円程度ではランキングインもできず、100億程度 でも小物の部類です。汚職追放活動をしている習近平は親族併せると400億程度とまだかわいい方で、温家宝レベルでは2,000億とも3,000億とも言 われています(米紙報道)。

こういう状態なので、コツコツとやるのはバカを見るので、どこからか何かを引っ張ってきて、それを売り払って 財を成そうという人が増えてしまうのも仕方がありません。よく聞くお話として、小売業で面接をしたら、前職場の売上明細データを持ってきたとか、エンジニ アであれば設計図を持ってきたなどなど。

「中国には10万人の技術スパイがいる」…中独経済協力不可欠の論調の中、ドイツ高官が発言

ただ、技術を盗ってきても基礎や基本を知らないので、根付きづらいのが実情です。制度もシステムも設計思想があるから形を作るので、そのガワを盗ってきても中身がわからないので、ともすれば大事故につながります。また、中身を知らないのでその後の発展につながりません。
来料加工という労働力の単純売買のビジネスモデルが崩れつつある今、中国政府はより付加価値の高い技術やサービスを身につけていかなくては行けませんが、自由や権利が保証されず、先のように転がしたほうが儲かる社会ではそれも期待ができません。

この先、中国ではこのビジネスモデルが崩れて成長が見込めなくなるまで、チキンレースのように投機を繰り返すのだろうと思われます。