【物を言えない国 - 中国】

中国政府は7日付で言論統制の強化を盛り込んだ新規定を公布しました。
ネットの普及と留学が一般化したことで、中国の政治体制に対する不満が高まりつつあること、富の偏在化が顕著になったこと、愛国教育のおかげで反日精神を学んだもののもともと情緒的な人々をさらに煽ったので、いつ矛先が政府に向くか分からないから、全て抑えこんでしまおうという内容です。

史記には下記のような一文があります。

民の口を防ぐは水を防ぐよりも甚だし
 
〔史記 周本紀〕
人々の言論を封じることは,水を防ぐよりも困難で,無理に行うとそのうらみが爆発して大きな害をひきおこす。

もちろん、中国政府も知らないわけではなく、以前に似たような投稿をしています。

「言葉のせき止め湖」の危険にどう対処する
http://ivanwil.cocolog-nifty.com/ivan/2008/07/post_f586.html

ここ最近、人災とも言える出来事が相次いでいます。通り魔が増えるのは、社会が不安定化した証拠らしいのですが、ここをどう乗り切るのかが注目ですね。

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 中国国家インターネット情報弁公室は7日、スマートフォン(多機能携帯電話)でチャットなどを楽しむ「微信(ウェイシン、英語名WeChat)」など無料通信アプリの管理強化を定めた新規定を、国営通信新華社を通じて公布、即日施行した。

 習近平指導部には、共産党支配に対する批判を抑え込むとともに、新疆ウイグル自治区などで相次ぐ暴力事件を受けた「テロ対策」強化の狙いがありそうだ。

 微信は日本で使われている無料通信アプリ「LINE(ライン)」と機能が似ているため、中国版LINEとも呼ばれ、ユーザーは6億人超。党や指導部への批判的文書が出回るケースもある。

 新規定は全10条。アプリの管理側に、専門の人員を配置して「一般大衆が発信した違法で問題のある情報を即座に処理する」よう要求。利用者には登録時に「社会主義制度や国家利益、公共秩序」などを順守するとの誓約書を管理側に提出するよう義務付けた。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/140807/mcb1408071906022-n1.htm